スマートフォン一つで世界中の商品が翌日には届く、便利なネット通販。私自身もヘビーユーザーで、週に何度も宅配便が届く生活を送っています。しかし、その便利さの代償として、玄関には常に数個の段ボールが積まれている状態が当たり前になっていました。そんなある日、届いたばかりの箱を解体しようとしたとき、中から小さな黒い影がサッと走り去るのを目撃したのです。あの瞬間の凍りつくような不快感は、今でも忘れられません。そこから私は、ネット通販を楽しみつつ、ゴキブリを一切寄せ付けないための「段ボール防虫ルール」を自分自身に課すことにしました。まず第一のルールは、「段ボールは玄関で開封し、リビングに持ち込まない」ことです。玄関にカッターを常備し、荷物が届いたらその場で開けます。中身だけを部屋に持ち込み、空になった段ボールは即座にまとめます。第二のルールは、「段ボールの断面を素手で触りすぎない、そして放置しない」ことです。断面には卵がついている可能性があるため、作業後は必ず手を洗い、段ボールをまとめていた場所をアルコール除菌します。第三のルールは、「自治体の回収日まで待てない場合は、民間の古紙回収センターへ自分で持ち込む」ことです。部屋に段ボールがあるだけで、そこはゴキブリの誘引ポイントになってしまいます。「たかが箱、されど箱」です。以前の私は、綺麗な段ボールならメルカリの発送用に取っておこうと考えていましたが、今はその考えを完全に捨てました。必要なときは、新しく清潔な梱包材を購入する方が、ゴキブリ駆除に費用と精神力を削られるより遥かに安上がりだと気づいたからです。この習慣を始めてから一年、私の部屋でゴキブリを見ることは一度もなくなりました。ネット通販を賢く利用するためには、届くまでのワクワク感だけでなく、届いた後の「箱の始末」までをセットで考える必要があります。段ボールという外敵を家の中に定着させない。この一点を徹底するだけで、通販ライフはもっと安心で快適なものになります。便利なツールに生活を脅かされないための、これは現代のサバイバル術とも言えるかもしれません。
ネット通販好きが知っておくべき段ボール防虫術